2023-24ジャクエツ_総合カタログ
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─制作の流れ─書▼▼2. 構成の決定  ※サイズ・言葉の決定▼3. 制作・額装  ※製作期間は約1ケ月▲作品を、立体的に仕上げる手法の 額装をしています。▲450×450 mm(額装サイズ:608×608mm)▲次の世代と意見を交わす▲習字の時間に思いっきり書く(額装サイズ:608×1053mm)▲450×1800 mm(額装サイズ:608×1945 mm)▲450×900 mm 当園が園児たちに求める望ましい人格とは、人との関わりの中で遊びを通して成長していく姿であり、園の教育目標そのものを書にしていただきました。語尾に「。」の句読点を付け、明確に言い切って読む人に強く訴えたかったのと、仏教でいう円相のように人の縁を結ぶ園でありたいという想いも込めました。読んで意味がすぐ分かる言葉にしたかったのですが、文字が多すぎたかなと心配もしていました。しかし、人の字を中心にバランス良く配置され、意味がより直感的に分かる書に仕上がって感激しました。 当園では習字の指導もしています。翔子さんの書を展示している多目的ホールで習字をしていると、子どもたちは翔子さんの字を真似ることから始まって、自分の気持ちを書いてみたり、新たな発想をして遊び文字を作ったり、書に触発され、心に響いて反応するのがみてとれます。但し、お手本は、やはり本物でないといけないということです。本物の芸術作品は、説明しなくても視覚から訴えてくるものがあり、人の心を揺り動かす力があります。まさに「遊びが人を作る」ことを実践しているのです。 講演で「明日のことは考えられない、翔子は今を生きている」という泰子さんの言葉がとても印象に残っています。配慮を必要とする子を理解する上で、すごく重要であると感じました。翔子さんという人と書に接して、今そこに集中したからこそ、未来につながったんだと分かりました。自分だったら、自分が同じ状況だったらと考えるきっかけになったことでも、出会えて良かったと思います。上記サイズ以外は担当者にお問い合わせください。学校法人宝田学園英明幼稚園様神奈川県横浜市4631. 園の想いを聞き取り4. 完成・取り付け作品サイズ人間形成の核となる発想力と団結力を育む“遊び”。

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