Bブロックプロジェクト

「三世代ブロック」の誕生

子どもにとって、あそびはまなびであり、創造であり、生活そのもの。中でも彼らの好奇心をかき立て思考力や判断力を養ってくれるのが、造形あそびです。1966年に誕生した商品「Bブロック」は、造形あそびの教材として大ヒットを記録。断面がBの字の形をしていることから名付けられ、発売以来、ロングセラー商品として多くの子どもたちとともに歩んできました。親子三世代での愛用者も多く、ジャクエツを代表する商品でもあります。

自由すぎる発想で、あそびを捉えなおす

東京藝術大学美術学部デザイン科とジャクエツは、2019年4月より、あそびと遊具(教具)の可能性を探るデザイン共同研究プロジェクトをスタートさせました。その第一弾の題材に選んだのが「Bブロック」。強度と柔軟さを兼ね備え、底面がBの形をした極めてシンプルなブロックを、あえてこの共同研究では題材としました。「ブロック」や「ブロックあそび」にまつわる既成概念をとり払い、もっと自由に、かつ根源的に、「あそびとは何か?」を問い直す。改めて“創造的なデザインの視点” で見つめなおすことにより、このブロックの未知のポテンシャルと価値を探索し、さらにはそのポテンシャルが誘発するまだ見ぬあそびの可能性を “描き出す” ことを目指しました。

Bブロックプロジェクト